先週(第3週)の振り返りと今週への影響
先週(3/16〜3/20)はFOMC・日銀会合という2大イベントが相次ぎ、ドル円は週を通じて148円台後半〜151円台前半という大きなレンジで推移しました。FOMCでは政策金利が据え置かれ、日銀も現状維持を決定。イベント通過後は「不確実性の解消」からリスクオンムードが広がり、ドル円は週末にかけて上昇しました。
今週(3/23〜3/27)は、先週ほどの超重要イベントはないものの、3月末の期末フローと米PCEデフレーターが最大の注目点です。
今週の重要イベントカレンダー
| 日程 | イベント | 注目度 |
|---|---|---|
| 3月24日(月) | 日・欧・米 製造業・サービス業PMI速報値 | ★★ |
| 3月25日(火) | 米消費者信頼感指数・米CB景気先行指数 | ★★ |
| 3月26日(水) | 米GDP確定値(2025年Q4) | ★★★ |
| 3月27日(木) | 米新規失業保険申請件数・耐久財受注 | ★★ |
| 3月28日(金) | 米PCEデフレーター(2月分)・個人消費 | ★★★ |
ドル円(USD/JPY)の週間見通し
ドル円は先週のFOMC・日銀通過後の上昇基調を引き継ぎ、今週も150〜153円のレンジを想定します。ただし、週末の期末フローと米PCEの結果次第で方向が大きく変わる可能性があります。
上昇シナリオ(152〜153円方向)
- 米PCEデフレーターが前月比・前年比とも予想を上回る → 利下げ観測後退 → ドル高
- 米GDP確定値が上方修正 → 米景気の強さ再確認
- リスクオン継続で株高・円売りが加速
下落シナリオ(148〜149円方向)
- 期末の本邦機関投資家による大規模な円転(ドル売り・円買い)フロー
- 米PCEが予想を下回りインフレ鈍化 → 早期利下げ観測でドル売り
- 月末リバランス(株売り・債券買い)でリスクオフ
3月末の「期末フロー」に要注意
日本の3月末は企業・機関投資家にとって期末決算の時期です。この時期は毎年、特有の為替フローが発生します。
期末に円高になりやすい理由
- 本邦生保・年金の円転:海外資産(ドル建て株・債券)の一部を売却し円に戻す動き
- 輸出企業のドル売り:決算期末に合わせた輸出代金のヘッジ(円買い)
- リパトリエーション(資金還流):海外子会社から本社への配当送金に伴う円買い
例年、3月25日〜28日頃に円高圧力が強まる傾向があります。ドル円のロングポジションを保有している方は特に注意が必要です。
ユーロ円・ポンド円の見通し
| 通貨ペア | 方向感 | 主な材料 |
|---|---|---|
| EUR/JPY | やや円高(160〜163円) | 期末円転フロー・ECB発言 |
| GBP/JPY | 中立(188〜192円) | 英インフレ指標・BOE発言 |
| AUD/JPY | やや強含み(96〜99円) | 鉄鉱石価格・中国景気指標 |
今週のトレード戦略まとめ
- 週前半(月〜水):PMI・GDP待ちで方向感が出にくい。レンジ内の短期売買が有効
- 週後半(木〜金):期末フロー警戒でリスクを絞る。PCE発表前後は大きく動く可能性
- ポジション管理:週をまたいだポジションは週末のギャップリスクに注意
