FX業者から届く年間損益報告書の見方【2026年版】確定申告への正しい活用方法を解説

年間損益報告書とは?

年間損益報告書(年間取引報告書・年間取引明細書とも呼ばれる)は、FX業者が毎年1〜2月頃に送付する1年間の取引損益をまとめた書類です。

確定申告でFXの損益を申告する際に、この報告書が基本的な資料となります。ほとんどのFX業者では、郵送またはマイページ(電子交付)で受け取ることができます。

年間損益報告書で確認すべき5つの数字

① 年間損益(純損益)

その年の取引で得た損益の合計額。確定申告ではこの数字を「先物取引に係る雑所得等の金額」として記載します。プラスなら利益(課税対象)、マイナスなら損失(繰越控除の対象になる場合がある)。

② スワップポイント損益

受け取ったスワップポイントの合計。スワップポイントも課税対象の収益です。年間損益に含まれている場合と、別欄に記載されている場合があります。確認して合算しましょう。

③ 取引手数料合計

年間の取引手数料の総額。スプレッド込みの業者では別途手数料は発生しませんが、くりっく365などでは別途手数料が発生します。損益計算に含まれているか確認しましょう。

④ 繰越損失残高

前年以前からの損失繰越額。確定申告で損失申告をしていた場合、翌年以降の利益から控除できます。報告書に記載がない場合は自分で管理する必要があります。

⑤ 決済取引の明細

個々の取引の売買記録。税務署から取引の詳細を求められた場合に必要になります。申告後も5〜7年間は保管しておくことをおすすめします。

複数の業者がある場合の合算方法

FXで複数の業者を使っている場合は、全業者の損益を合算して申告する必要があります。

業者年間損益
GMOクリック証券+35万円
DMM FX−15万円
XM Trading+20万円
合計(申告額)+40万円

注意:国内FXと海外FXは同じ「先物取引に係る雑所得等」として合算できます。ただし、FXと株式・投資信託の損益は合算できません(別区分の申告分離課税)。

報告書が届かない・見つからない場合の対処法

  1. マイページ(電子交付)を確認:多くの業者は電子交付に移行しており、マイページの「書類・帳票」欄からダウンロードできます
  2. 業者に問い合わせ:1〜2月を過ぎても届かない場合は、業者のカスタマーサポートに再発行を依頼
  3. 自分で計算する:取引履歴から自分で損益を計算することも可能(業者のマイページで年間取引履歴をCSVでダウンロードできることが多い)

確定申告での記入手順(簡易)

  1. 確定申告書の「先物取引に係る雑所得等の金額」欄に年間損益を記入
  2. 「収入金額」「必要経費」「所得金額」を分けて記入(業者によって書式が異なるため報告書の内訳を参照)
  3. 前年以前の繰越損失がある場合は「先物取引に係る繰越損失用」の申告書(第四表)も添付
  4. e-Tax(電子申告)または税務署への書類提出

税金の申告は複雑な部分もありますが、年間損益報告書の数字を正確に把握することが第一歩です。不安な方は税理士や税務署の無料相談を活用することをおすすめします。


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