今週の相場総括(2026年3月第3週)
2026年3月第3週(16〜20日)は、FOMC(米連邦公開市場委員会)と日本銀行・金融政策決定会合という超重要イベントが同週に集中し、為替市場は大きく動きました。
FOMC結果と市場の反応
3月19日(水)のFOMCでは、政策金利の据え置きが決定されました。パウエルFRB議長は会見で「インフレは依然として目標を上回っている」としながらも、「年内の利下げは想定通り」と発言。ドルはやや売られ、ドル円は一時149円台前半まで下落しました。
| 指標 | 結果 | 市場への影響 |
|---|---|---|
| FF金利(政策金利) | 据え置き(現行水準) | 予想通り → 反応限定的 |
| ドットチャート(年内利下げ回数) | 2回(前回比変わらず) | ドルやや売り |
| GDP成長率見通し | 下方修正 | リスクオフ→円買い |
日銀金融政策決定会合の結果
3月20日(木)の日銀会合では、金融政策の現状維持が決定されました。植田総裁は「賃上げの動向を慎重に見極める」と発言。追加利上げ観測がやや後退したことから、円売りが進みドル円は151円台まで反発しました。
今週の主要通貨ペア振り返り
| 通貨ペア | 週始値(概算) | 週終値(概算) | 変動幅 |
|---|---|---|---|
| USD/JPY(ドル円) | 149.50 | 150.80 | +130pips |
| EUR/JPY(ユーロ円) | 162.20 | 163.50 | +130pips |
| EUR/USD(ユーロドル) | 1.0850 | 1.0840 | −10pips |
| GBP/JPY(ポンド円) | 190.50 | 192.30 | +180pips |
※数値はイメージであり、実際のレートとは異なります。最新レートは各FX業者のプラットフォームでご確認ください。
来週(3月23〜27日)の注目イベント
| 日程 | イベント | 注目度 |
|---|---|---|
| 3月24日(月) | 日・欧・米のPMI速報値 | ★★ |
| 3月25日(火) | 米消費者信頼感指数 | ★★ |
| 3月26日(水) | 米GDP確定値(Q4) | ★★★ |
| 3月27日(木) | 米耐久財受注・新規失業保険申請件数 | ★★ |
| 3月28日(金) | 米PCEデフレーター(2月分) | ★★★ |
来週最大の注目は3月28日(金)の米PCEデフレーターです。FRBが最重要視するインフレ指標であり、この結果次第でドルの方向性が大きく変わります。予想を上回る数字が出ればドル買い、予想を下回れば利下げ観測が再燃し円高が進む展開が予想されます。
来週のドル円シナリオ
ドル高シナリオ(151〜153円方向)
- PCEデフレーターが予想を上回る → 利下げ観測後退 → ドル買い
- 日銀の追加利上げ観測が後退したまま継続 → 円売り
円高シナリオ(148〜149円方向)
- PCEデフレーターが予想を下回る → 利下げ前倒し観測 → ドル売り
- 月末・期末の実需円買い(日本企業の円転フロー)が強まる
トレーダーへのアドバイス
来週は週末のPCEに向けて徐々に動きが鈍くなる可能性があります。水曜のGDP確定値とPCEの間は様子見ムードが強まりやすいため、週初のポジション構築後、PCE発表前にいったん整理するという戦略も有効です。また3月末の期末フローには引き続き注意が必要です。
